【2014年12月12日】台湾の元総統、李登輝氏は12月9日、フェイスブックに馬英九総統の辞任を求める声明を載せました。取材に対しては、先日の選挙で、民意は馬英九の親中路線に対しノーを突きつけたと述べています。
台湾元総統 李登輝氏
「大きな声で言わざるを得ません。彼は辞任すべきです」
91歳の李登輝氏は、カメラを通じて馬英九総統に辞任を呼びかけました。馬英九氏が政権を獲得してからの6年間、人々の苦しみは増えたとも語ります。
台湾元総統 李登輝氏
「若者は就職できず、給料も低い。家賃は高くて、結婚できず子供も産めない。毎年 問題が山積みで、暮らしは不安定で、食べ物にも不安を抱いています。どれも解決していません」
先日の選挙で、民意は親中路線にノーを突きつけたものの、馬英九政権は改革に取り組まず、方針を変えようともしないと批判します。
台湾元総統 李登輝氏
「憲法修正をきちんと処理しないと、台湾はきちんと歩めません。総統が悔い改めない人間なら、改革はどうなるのでしょうか。結局 同じことの繰り返しです。だから彼の辞任しかありません」
党派を超えて改革に取り組んでこそ、台湾の新たな道が切り開けるのだと李登輝氏は強調します。また、もし馬英九総統が辞任を拒むなら、もっと過激な抗議を引き起こすだろうと忠告しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/10/a1160357.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)